日本・韓国・ベトナムの若者たち(9名)が動画を公開しました。
日本の大手銀行などにベトナムで計画されている石炭火力発電所建設「ブンアン2」
に関する公開質問状をインスタグラムで発表し、回答を求めています。
日本政府とベトナム政府の経済協力としていますが、先進国でこのような施策を
取っているのは日本だけです。日本は世界に対して、石炭火力発電の輸出中止を宣言し
2050年にはゼロカーボンの実現を約束したうえで、小泉 進次郎環境大臣は昨年12月15日の会見で、2030年に地域での再エネ倍増を目指す脱炭素政策として「再エネ比率40%超」を国内外にアピールしました。
また先の記者会見で、小泉大臣は以下のように述べています。
今回の合意の見直しに至る問題意識、問題提起のきっかけはブンアン2でした。あの時、
やはり、このブンアン2の案件の具体的な中身を見たときに、本当に胸を張って
脱炭素化原則だといえるのかというところで、やはり、それぞれ理解していただけること
もあったので、4省庁が、合意の方向に舵を切ってくれたわけです。
それで今回特にですね2番目の4要件の我が国の高効率石炭火力への要請があった場合、ということが、ブンアン2とも絡む一つの要件でもありましたが、(中略)
高効率であるだけでなくて、脱炭素移行の一環でなければ、それは支援をしないということになっていますから、同じようなブンアン2型みたいなものが来たとしても、それは成案になることはないというふうに私は思っています。
二律背反的な政治手法は、政府の二転三転する「コロナ感染対策や対応」でも同じですが
政治的なリーダーシップが発揮されない国策ほど不幸なことはありません。
この若者たちの活動へのネットでの一部の反応は、以下のようなものでした。
●頼むから少しでも学んでから発言してくれ…いい歳なんだから
●同じ学生の一人として、非常に残念。ここにいる諸先輩方には、若者皆がこのような
妄想家ではない事を伝えたい。
●感情的に批判し同情を求め批判するだけ批判して代替案を示さない。本当に18か?
もうちょっと大人になろうや。
もうちょっと勉強しようや。
もうちょっと考えて発言しようや。
●言うだけなら誰でもできる。
●その国の事情を考えないで何言ってるんだ?そこまで言うんだったら代替案とか
あるんだろうね?相手に自分たちの利益云々いうよりその国の現実をしっかり見てから
意見を言ったらどうだ。
あんたらは自然を守れだの言ってるだけでいいんだからあなた達は楽でいいね。ってか
グレタさん。あなたまだ18歳だしまだ学校に通ってるでしょ?
それにあなた去年学位必要ないって言ってる記事見たけど、その学位が無いから
理想論ばっかり言ってるんだからみっともないとしか言いようがない。
発展途上国を見たことないのかな?電気も満足に使えないし食べ物も何もかも不足して
いる。あんたたちが言っていることは、その発展途上国の発展を妨げることだ。
●日本の若い者これほどバカであるのは予想以上でした笑
●グレタ 地球の未来心配するより 自分の未来心配したら?地球は今後何十億年続くけど
あなたは70年後に死んでるよ。未成年の本業は学業だから 勉強しとけや
ここに書かれている批判や誹謗中傷は、特別なものではありません。
緊急事態宣言が発令され、新型コロナウィルスに対する対応を見ていると同じ構造だと
理解できます。マスコミの報道や政府に振り回され、最終的に国民がその責めを負う。
コロナに対する危機感のない人たちと、過剰に怖がる人、政府を責める人、医療現場を
罵倒し、責任をなすりつける人、自分勝手な人、他者を思いやり今日も必死で支える人。
良いとか悪いとか、正しいとか正しくないの議論は無意味です。客観的な事実と冷静な分析それを隠さず公表し、判断して私たちが行動するためには、何が必要でしょうか?
皆さんはどう思われますか?
さて、どちらにせよ環境問題や資源やエネルギー問題に関しては、我々に残されている
時間はあまり長くはなさそうです。そう、答えはまもなく明確になっていくと思います。
そのとき私たちは何を思うのでしょうか?
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