先日、国連の気候変動に関する政府間パネル(IPCC)が、
第6次統合報告書を発表し、その内容は驚くべきものでした。
報告書は、温暖化ガスの排出量を2035年までに19年比で
60%削減することが必要であると述べています。
また、各国が従来設定していた削減目標は、現状では
「極めて不十分」であり、より高い目標を設定する必要があると指摘しています。
国連事務総長は、「気候の時限爆弾が針を進めている」という危機感を
表明しており、先進国は脱石炭を目指して35年以内、他の国は40年以内に
発電による排出を実質ゼロにするよう要請されています。
日本も、石炭火力に大きく依存しているため、今後の取り組みが必要であり、
大胆な政策転換が必要になるでしょう。企業や自治体も、これを受けて
取り組みを加速させる必要があります。
新型コロナウィルスの感染拡大に終息の兆しが見え始めました。
これらの状況を鑑み、弊社でも自粛していた対面型(オフライン)形式での
ワークショップを4月から再開させていただくことにしました。
まずは4月22日(土)/5月27日(土)「香川県・高松市」にて開催
させていただきます。
過去から現在にかけて私たちが行ってきた様々な活動が地球環境にどのような影響を与えているのかをマクロ的に俯瞰することに
よって、私たちの価値観や考え方に気づき、行動変容に働きかけるためのシミュレーションゲーム。それがカードゲーム「2050カーボンニュートラル」です。
本ワークショップは、現実世界を模しており、体験会では、体験者の意識や判断によって異なる結果が顕れます。また参加者は「自分自身が現実社会を作り出している」という感覚を得まることで、ゲーム体験を現実と紐づけて省察するデザインとなっています。現実の「厳しさ」のみでなく「可能性」も同時に感
じられ、参加した皆さんの意見を共有することで、具体的なアクションへとつながり、行動変容の一歩を生み出す体感型ワークショップとなっています。現実を正しく認識することは大切です。しかし「現実を変えるのは難しい」と悲観するだけでは現実は変わりません。「未来は自分たちが起点となって変えうる」という可能性を皆さんで体感しましょう!
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